原子・分子の表面における電子構造と反応メカニズムを解明し、ナノサイエンスを開拓してゆく
私たちは、世界で1台しかない最高感度の「ペニング電子分光装置」を“手づくり”で開発し、ナノメートルサイズ(0.000001ミクロン)の機能分子科学に取り組んでいます。最高感度で原子・分子表面の最前線を調べ、発光ダイオードやトランジスタなどの電子デバイスにつながる分子技術や、自動車のエンジンや燃料電池にかかわる触媒反応の機構を研究しています。
私たちは希ガスの準安定励起原子ビームで電子をたたき出し、電子の運動エネルギーを分析する「ペニング電子分光装置」を開発しました。この装置では、磁気ボトル効果という原理を用いて、電子の捕集効率を約1000倍に高めました。真空中で孤立した原子・分子のナノ構造や、固体表面の様子を世界最高感度で研究することができます。
- 磁気ボトル効果をもたらすNd-Fe-B系焼結磁石
- 私たちの開発した超高感度ペニング電子分光装置
さらに詳しい説明はこちらです。
- (新しいウィンドウが開きます)OPAL-LING 研究室紹介~共同研究はじめの一歩~「山北研究室」